子育ての総仕上げの門をくぐる気持ち

本の読み聞かせをしていたころが懐かしい・・・

読み聞かせ活動は子供たちが小学生のころのことです。

その子たちも小学校を卒業し幼いころが遠い昔のようです。

高校生になり、そういったことから手が離れました。

高校生になりと書きましたが、長男は高校3年生です。

もうこの先の人生は親はただ後ろから見守るばかりとなります。

とはいえ、大学進学を考えておりますので、経済的支援は必要ですが、

もう、親が口出しするのは控えたいです。

「お母さん、今日は何の本を読むの?」なんて聞かれていたころは

もう、昔どころか前世の記憶くらい遠い遠い記憶にすら思えます。

もしかしたら、本を読み聞かせていた記憶は私の記憶ではなく、

誰かの思い出話じゃなかったかしらというくらい、遠い懐かしい記憶となりつつあります。

 

 ところが、そんなセピア色となっていた記憶が、一度だけカラフルに蘇る出来事がありました。

 読み聞かせをしていた小学校からの一本の電話でした。

「読み聞かせの活動をまた再開できないか」という問い合わせでした。

 

ああ、まだ私の名前が記録に残っていたんだという嬉しさと、

読み聞かせ活動について、協力的ではなかった教頭、校長先生の顔が浮かぶのと

心の中はマーブル模様でした。

当時の先生方はだいぶ変わり、当時の活動を知っている先生は、この問合せを直接してくださった先生のみとなったようです。

この先生は、小学校時代、長男、次男とも関わりがあり、次男については担任もしていただいた時期があり大変お世話になりました。

なので、先生直々のお電話でしたし、活動再開のご協力をしたかったのですが、

なにせ、私自身にその余力がなく、私一人だけでどうにかするならできたかもしれませんが、仲間を集め、連絡を取り、私が筆頭となり活動するという力はそのときありませんでした。

なので、大変申し訳ありませんとお断りしたのがちょうど一年前くらいのことです。

 

仕事で新しい立場で奮闘しなければならないときであり、手が回りませんでした。

 

ボランティアの活動は相当な余力がないとできませんね。

これからしばらく数年は息子たちに一番お金のかかる時期ですから、今は、子育ての総仕上げの時期と思って頑張りたいと思います。

 

将来への不安はお金のことでしょうか。

即物的な話は嫌いですが、そうもいっていられません。

世の中は物価高で耀ニュースも少なく、心が荒むときもあります。

前向きな気持ちでいたいと思う日々です。

20210912

前回の更新が、読み聞かせ活動についてでした。
(2019年を迎える少し前…)

コロナでこれほど世界が変わってしまうとは。

その後、読み聞かせ活動は消滅しました。
感染対策の為…、そのまま消滅。

働きかければ、また再開できたと思います。
学校へ掛け合って、活動について話し合えば可能だったかも。
けれど、私にその気力が湧きませんでした。

理由は
まあ単純に、面倒くさい。

学校の中での活動なので、教頭先生と連絡を取り合わないといけないのですが、正直…あまり気が合わないというか、読み聞かせ活動について面倒くさいと思われてる?
なんか、あわないのです。とにかく波長があわない。

こちらから、そろそろ読み聞かせ活動はいかがでしょう?とお伺いしても、結局再開させてもらえませんでした。

また、私自身仕事で慣れないことがあり、それに気持ちを注がなければならず、そんな中読み聞かせをやろうという気力が全く湧かず。

コロナで様々なことが止まり、急に休みを与えられたら、

なんでこんなに…良くまぁ、私ったらこれほど抱えて色々頑張ってきたのだろう。毎日が大変なのに止まりたくても止まれない精神状態だったのでは…と気付いてしまったのです。
そしたらもうだめですよね。無理しない、無理できない。

本棚の絵本達が読み聞かせによって誰かの心に届かず、本棚の飾りになるのは寂しい気持ち。
息子達は成長して読み聞かせという年齢ではありませんから。
ただ、ブッククラブに登録しているので、毎月本が届きます。
彼らの傍に、本はあるのです。

朝7時の静けさ

昨日、次男の入学式でした。

息子たちは、小学生になり、
二人でランドセル背負って登校。

夫もいつも通り出勤。

朝7時過ぎには、家に私以外居ない…。
なんて静か、なんという自由!!!

独り言が増えるって?
ぽっかり穴があくかって?

まさかまさか

こんな日がくるとは万歳!!!!

私の時間を取り戻すことで、喜びいっぱいです。

ドアをあける

先日お店でのこと。

8歳の男の子が、母のためにドアを開けて待っててくれる。

「ママ、どうぞ」って。

信じられない。
まだ、割り算習ってる子が。
レディーファースト!
誰が、こんな風に育てたんだっけ。



昨日はセルフのお店で食事をした。

長男は、食べ終わった食器を自分で片付けた。
弟の食器の片づけも手伝ってくれた。

夫もすでに食事を終えていて、空の食器が目の前にあり、
食べているのは、私だけになった。

夫の食器を下げようと気をきかせた長男の動きを、夫が止めた。

「俺の食器は、ママが食べ終わってからでいいよ」

「なんで? パパ、食べ終わってるよ」

「ママがまだ、一人で食べてる。パパも一緒の空間に居る。
まだ、下げる必要ないよ」

長男はちょっと考えて、「わかった」って。その手を止めた。

ああ、女性に対する気遣いを教えたのは夫だった。

夫は私を一人にしない。

長男、次男の目に、父親はどのように映っているのだろう。